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■ロックバイブロ工法概要

ロックバイブロ工法は、 杭先端に高い硬度を有する鋼材を取り付け、 バイブロハンマーの打撃により岩盤を掘削し、これにより発生した岩砕を杭頭から注入した水(海水)により洗浄することにより、 鋼管杭を岩盤へ打設する工法である。
岩盤の掘削により杭先端に発生した岩砕は、 杭頭から高揚程ポンプで注入した水が杭先端を通って杭内部から杭外面に流出する流れを利用して排出する。
ジェット配管を使用しないため、配管の費用が節約されるのみならず、岩盤への打設中にしばしば発生するジェット配管の損傷という問題も回避される。
杭内面には、杭と岩盤の隙間にグラウト (セメントミルク) を充填するための配管を取り付けている。 この配管は杭先端から 50~100cm上で杭外面に突出させており、グラウトが杭と岩盤の隙間に確実に充填される様工夫されている。
鋼管抗打設中は、エアーコンプレッサーでグラウト配管に空気を送り、杭内部から外面への水の流れを促進する。